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『皇朝分類名家絶句』全作品テキストデータ
底本
『皇朝分類名家絶句』全3冊(5巻)
石川釻太郎(省斎) 編
明治3年(1870年) 万青堂 刊
解題
『皇朝分類名家絶句』は、その書名のとおり、我が国(皇朝)の名家の漢詩をテーマ別に分類して収録したアンソロジーである。明治初年の刊行なので、収録作品は江戸後期のものがほとんどとなっている。
テーマは「時序」「名勝」「詠史」「詠物」「題画」の5つに大別されて、それぞれが一巻をなしている。それぞれの大テーマ内でも同一題材の作品は並べて掲載されており、同じ題材に対する詩人たちの歌いぶりの違いを比較するのにも便利である。
5大テーマのいずれにおいても、収録作品は日本の事物を詠んでいる。漢詩の生まれた中国と共通の事物もあるが、日本独自の事物も多い。特に「名勝」「詠史」については、日本の名勝・日本の歴史が対象であるため、すべて日本独自の題材となっている。結果的に、日本にしか存在しない事物・風習を、漢詩でどのように詠むかという課題について、この選集は非常に役立つ手がかりを与えてくれる。漢詩を詠む方には大いに参考にしていただきたいし、それ以外の方でも、江戸時代の文化や風習に興味のある方、比較文化に関心のある方などにも楽しんでもらえるアンソロジーだと思う。
データ作成の基本方針
掲載作品の内容は基本的に底本に従っているが、明らかな誤り等については他の選集等を参考にして訂正し、その旨を注記した。また読み下し文(訓読)については底本の訓点を参考にしつつも、より適切と思われる読み方に随時あらためたが、明らかな誤り等あれば、ご指摘、ご批正いただければ幸いである。また漢字の字体については、白文は正字を、書き下し文は常用漢字を優先し、書き下し文の送り仮名は歴史的仮名遣いに従っている。したがって、底本の白文に正字ではない字体を用いている場合は正字に改めてある。
本選集に収録される漢詩は、日本の事物・歴史を題材としているため、その背景に関する知識がないと内容を理解できないものが多い。そこで、内容理解の手助けとなる解説を語釈の形で随時、付してある。閲読される方の参考になれば幸いである。
データの利用方法
このテキストデータは基本的に閲読目的で利用していただくのが良いと思う。検索をしたい場合は、「漢詩データベース検索 CanD」を利用してもらうほうが良い。異体字を含めて検索したり、パターンマッチング検索もできる。もちろん『皇朝分類名家絶句』全作品データを収録済みである。
もし、どうしても、当テキストデータ内を「Ctrl+F」で検索したいという場合は、字体の違いには留意していただきたい。当テキストデータでは、白文は正字を、書き下し文は常用漢字を用いている。字体が異なれば「Ctrl+F」では検索にヒットしない。
本文テキスト
本文テキストは、以下のとおりページを分けて掲載する。全体一括して掲載すると、編集画面が著しく重くなるためである。



